月読と冬至軸をもつ場面
山城国,大住の里。まずは月読神社にご挨拶をして,,。いい場所に鎮座されてます,東側には里山景観,すこし向こうには現在の木津川が流れる。大住隼人のお話は7世紀ごろとされているようだが,その前に,とても興味深い古墳が現存する。前からとても気になっていた,それはなぜかというと,,。
まず前方後方墳である事,それも二基並行して築れ,方形の区画が良く残る。70mクラスという前方後方墳では大型墳でもある。・・ただ,,それだけではない,前方後円墳集成の情報からは52°-W。これは・・。東之宮古墳の軸線と同じ向きになる。はたしてそれは本当なのか・・・。実際の場面に立つ。
国史跡,整備されている墳丘に入り,手元の計測では,,ほぼほぼ同様な数値。間違いないようだ,さらに景観的にも周囲に閉ざされた空域はまったくない。やはり東から太陽が出るはずだ,冬至にあわせ,さらに東之宮古墳と同様に前方部に控えると,主人が眠る後方部から輝きはじめる・・・。ぜひとも確かめてみる必要がある。一年後に・・。山城国久世・綴喜郡にはとても気になる・・前方後方墳が多い。その評価はまだまだ闇の中にあるようだ。楽しみです。それにしても東之宮古墳に比べ高さが低く感じるね。しかし,,これが全国標準です。東之宮古墳が大いに普通じゃない,,という事が実感できます。
絵画文鏡・S字甕が出土し,東海系加飾壺をもつ前方後方墳「芝ケ原古墳」がいる栗隈県界隈にも近い。山や河,軸線,古くからの神を奉る場所,それらを繋いで,特色あるモノを重ね合わせていくと・・・・。
という事で皆さんと春,梅雨がはじまる前に・・散策を予定してます。今少しさらに掘り下げて,,準備してみたい。お楽しみに・・・。南山城の古墳たび,前方後方墳