瑞龍寺山の日の出

 

岐阜市金華山から派生する標高158mの瑞龍寺山。その山頂に注目すべき墳丘墓が存在する。そうですね「瑞龍寺山山頂墳」と呼んだが,市の看板では「瑞龍寺山頂遺跡」(ずいりょうじさんちょういせき)となっている。山頂にも看板ができたのですね。よかったです。

始発電車に飛び乗り名鉄岐阜駅下車。駅からまずは麓の橿森神社に向かう。まだまだ暗い,そして雲が多い,,ダメかな・・・。と不安になる。何年か前,皆さんと向かった登山口から瑞龍寺山に登りはじめる。暗い・・,途中で何人かの方と出会う。おはようございます・・。皆さん朝一番に散歩ですね。すばらしい・・。

水道山展望台に到着。誰もいません。暗い,ヤバイかな雲が多い,地平線に僅かな空間がある。行けそうな予感・・。6:30展望台駐車場脇の看板から山頂へ向かう・・。ゴツゴツのチャートの岩帯だ。

山頂に到着。6:45,太陽が登ってくる方向に木々があり,ちょっと見にくいが,二つの主体部にご挨拶をし,北西端の岩上で静かに日の出を待つ。鳥たちの声が強くなってきた・・。7:10前後,まばゆい光の線が突然飛び込んでくる。墳丘墓の軸線はどれだ,,かなりわかりにくいが,中心の主体部(第I遺構)とは明らかに軸線がズレる。これは机上でも確認済み。やはり・・。

しかし,,その西側に存在する第2の主体部(第II遺構)に軸線を合わせたとき,,,体感的にはほぼほぼこの時期の日の出軸に合いそうだ,,。やはり,これか。瑞龍寺山頂遺跡から出土した大型の内行花文鏡と土器は,この第II遺構から見つかっている。しかも太陽が登る側に置かれていたと考えられる。・・・・さて,,どうかな・・。

 

頭の中で,時空間が超回転しはじめた瞬間。山頂で一人で万歳!。ちょっと感動的な気分に浸りながら,,山頂を去る。水道山展望台にもどり,瑞龍寺山を見る。太陽がまぶしくなってきた。

一息して,,瑞龍寺山から伊奈波山に向かう。途中のドライブウェイで散歩,いやランニングの皆さんとすれ違う。おはようございます。

ところで,,何年前だったか,,思い出せないが。たしか・・伊奈波山で墳丘墓群と出会った事がある。それを確認するため,山中を徘徊する。その途中で,展望台から見た風景に,,ギリギリ左縁に浮かぶ山影は・・あれ〜白山平かな〜〜。だと嬉しいが。

出会いました,とても面白い場面。間違いなく在る。出会った。さらに山中を彷徨うが,そろそろ限界点。最後に不思議な神社に挨拶を終え,伊奈波神社に向かい,,下山,,。合掌