高御堂古墳

   

前方後方墳,高御堂古墳。愛知県春日井市に所在する63mの綺麗な前方後方墳で,公園として整備されている。春日井市教育員会の調査によれば,壺形埴輪がめぐり,主軸に直交して河原石をもちいた「竪穴式石槨」が存在することがわかっている。また犬山市の東之宮古墳と同様に前方部は隅切り型になる。

4月の今頃の日出を観測すると,ほぼほぼ東谷山からのご来光を拝むことができる。墳丘からは樹木や建物などによりなかなか確認しにくい・・。東谷山界隈の志段味古墳群(前期)とこの高御堂古墳はどのようにかかわるのかが,,とても興味深い。実は開催予定であったしだみ歴史シンポジウムで少しお話しできれば,,と思っていました。

問題は,主軸ではなく,,直交する河原石積みの竪穴式石槨の軸線。この主人公が眠る方向である。冬至でも夏至でもない。その延長上にあるモノとは,,,そうです。庄内川が山田郡「志談」郷に流れ降りる場面にそびえ立つ,,二つのお山。東谷山と高座山。間違いなく「高座山」を向く・・。ではそれはなぜだ・・。