「惣型」鏡作り**はじまる

いくつかの課題を乗り越えて,やっとここまで,,です。

ワークショップ用に,朝日遺跡から出土した虺龍鏡をベースに,古代工法を基本にした製作方法がほぼほぼ完成。5組を前提とした製作体験。土・型枠など細かい部分の検討に入りました。体験は約1時間をメドに,型の製作から青銅を流し込みまで。春ごろには実施してみたいと考えてます。

簡単な素材と特殊な器具を使わず,炭で青銅を溶かし,鋳込む。一時間です。実現可能な段階に到達・・。

 

次に挑んでいるのが,最終目的。さらなる図像の鮮明化を目指し,粘土型。「惣型」法を開始しました。本日の実験ではほぼほぼいい感じの仕上がりで,,びっくりです。図像も良い感じ。型が崩れたが何とかなりそうな雰囲気です。型は砂と粘土,図像の周りには異なる粘土を使用した二重構造。理論的には何度も鋳込むことができる。また型を再生し,使用することもできそうだ・・。次回に向けて新たな鋳型つくりをはじめることになりました。楽しみです・・・。古墳時代の倭鏡製作に限りなく近づいた感です。