
初源期尾張型須恵器は東山窯ですか?
尾張型須恵器,その生産開闢の謎。従来の見解は山崎川・東山窯・アユチ郡域と名古屋台地の遺跡や古墳などの視点であった。今回の物語は,そうではなく,「山田郡」域からの開闢神話。山田郡は矢作川・矢田川水系を抱えるエリアであり,瀬…

冬至
冬至の王,2016-12-21 午前7時頃,愛知県犬山市東之宮古墳 古代的感覚を覚醒する。今年も始まりました。おめでとうございます。冬至を年の始まりとして,今日はとても清々しい1日の始まりでした。今年のニワ里ねっとエリア…

ある妄想プレゼン
犬山街のはじまり物語。週末のプレゼンにお披露目予定。本格的な講座形式では,,はじめてかもしれません。さて,どんな反応があるか・・。楽しみです。昨日の月津塾ではその片鱗の雑談を・・。美味しいお酒で,乾杯でした。 さて,スト…

文化の共鳴現象
辞典によれば「共鳴」とは,何らかの振動体が大きく振動し共振していく現象であり,またその現象の正体が固定的に捉えられるのではなく,むしろ複数の結合構造の混成体である事になる。またその現象に伴う人やモノの動き・行動やモノの考…

犬山街ストーリー
月末,31日 「歴史座やろか水」,第2部セッション。 一つのキーワード「犬山街ストーリー」 伝承「田中天神森」の歴史から,北宿が生まれ, 幾筋かの街道を基本にやがて「木之下城」が築造される(1469年)。 そして原始の森…

水月は手の中にあり
新年,あけましておめでとうございます。 空気は凛として,月,冴えわたる。今年もそんな登録文化財の中に在る。 木之下城伝承館・堀部邸の邸内に入ると,最初に掲げられた書があります。その字風が,とても気に入ってます。そして,や…

見立ての連続
満月が近づいてきた。昨日の晩,冷たくやや欠けた月を観る。さて明日の月津塾のテーマ。「見立ての連続」 縄文の思考(小林達雄著)の一節に興味深いフレーズがある。未完成を目指す哲学である。 “記念物の造営が20世代…

ある晴れた日の情景
街を歩く,文化遺産に出会う,そこに暮らすヒトとの出会い。 いつの間にか消えてしまった道標,資料館の前で出会う,どこか異なる空気を感じる。 神社,巨木がヒトと神を繋ぐ鎮守の森,大きな機会が木や葉を根こそぎ切り倒す,違うだろ…

83歳の船出
今年で83歳になりました。僕が生まれた家です。昭和7年8月。リホームの際,柿の大板の底に書かれた文字を発見した。僕でちょうど三代目になるが,先々代が建築した家ではない,,と聞いている。あるきっかけで全面リホームしたのが2…

里・ムラの芸能
伝えて行く事。木之下城伝承館・堀部邸の記念式典,熱田神楽保存会の皆さんによる神楽の奉納。明治初期の建物の中での講演でした。とても素晴らしい。 能・雅楽といった洗練され,研ぎすまされた「藝」は,,文句無しに素晴らしい。伝え…

NPOセクター*時の市場
文化遺産を機能化するNPOセクター 特定非営利活動法人 古代邇波の里・文化遺産ネットワーク 赤塚次郎 2015-01-24 (金沢大学人間社会研究域附属 国際文化資源学研究センター 第8回文化資源学セミナー 発表要旨一部…

冬至の王をさがせ
冬至の王 愛知県犬山市白山平に所在する,東之宮古墳。まさに「冬至の日」に東の地平線から太陽が昇る。陽の光が一番弱くなる時期,この日をさかいにして再び,そのチカラが蘇ります。一年のはじまりは,この瞬間にある。おめでとうござ…

「郡」的規模
「郡的規模を強く意識」する事と「部族社会的志向性」の覚醒 僕が夢見るこの列島の本質的「活性化」運動の視点です。 郡はもう,滅んでしまったのだろうか・・。東海地域を見渡しても,かつての「郡」を冠する自治体はほとんどなく,大…

倭鏡を奉る
愛知県犬山市 国史跡「東之宮古墳」 白山平(はくさんびら)山頂に奉られた王墓 前方後方墳とその竪穴式石槨は「冬至の日の出」の方向に位置し,全ては白山平の時空域とその地形・風景全体を見事に取り込んだ,まさに壮…

発見の小径とは,,
エコミュージアムを学ぶ 夕刻から城下町でお勉強会に参加。テーマは「エコミュージアム」。なるほど,まったく勘違いをしていました。「行政と地域住民が一体となって,地域社会の人びとの生活とそこの自然環境,社会環境の発達過程を歴…