青塚路

灰取街道 青塚路 2011-01-07

いつだったか,青塚古墳のガイダンス施設にお客さんがお見えになり・・「このあたりに灰取街道が通っているのでしょうか」という問い合せだった。それ以来気になっていた。がちょうどよい資料に出会う。
『小牧の道』旧道を歩く 小牧叢書12
消えゆく郷土の歴史をまとめるこうした仕事は,まさに宝の山です。そこで,愛知県犬山市 国史跡「青塚古墳」から散歩にでかける。楽田駅下車,青塚古墳に向かう,皆さんにご挨拶。寒さの中,芝草の手入れ。やはり大切な作業,今から行ってきますと・・。

9:30出発,
自宅からここまで4500歩,3.5kmほど

Square_wht_Right.png国史跡 青塚古墳

青塚古墳の西側に古い道が通る。犬山市が位置する河岸段丘。この段丘端にそって古い路があるようだ,その一部が部分的に残っている。ここから犬山城下街まで,青塚から北は工場団地で壊滅的状況。青塚古墳からすぐに右折すると,右手に竹林がある。その中に,青塚古墳群に属する小古墳の残骸が今も残る。道路によって破壊された断面が見られる。その先は,用水により分断,大回りして段丘端の路を南へ進む。用水の対岸に神明社が見えてくる。大口町外坪巾の集落
ここから,一面の倭鏡が見つかっている。場所が特定できると面白いが,,調べてみる必要がありそうだ。なかなか味のある民家が残っている。道幅もよい。


灰取街道 4.jpg青塚古墳(前方後円墳)

灰取街道 10.jpg大口町外坪巾


002.jpg青塚界隈
001.jpg小牧山西山麓界隈

灰取街道 16.jpg間々観音
岩崎原と呼ばれる,段丘上の台地面が広がる。段丘端の西側には巾下川が流れる。遺跡立地にはほどよい場面だと思いながら,周囲の畑をうろうろと,,さらに進むと,やはり工場団地で壊滅状態が続く・・。が,その手前の道ばたで,小さな道標を見つけ,ほっとする。日本特殊陶業工場の横を通過して,小牧市域へ横内。小牧山が正面に見えてくる。
155号線をわたり,高速道路の脇に実々神社が鎮座,その南にある間々観音にご挨拶して,南に向かう街道痕跡を歩く。小牧山西山麓

灰取街道 1.jpg

灰取街道 14.jpg実々神社

Square_wht_Right.png 小牧市堀の内

小牧市役所からの道路を渡り,しばらく行くと神明社が鎮座し,道はそれを避けてゆるやかにカーブ。一宮道との分岐点,庚申塚でしょうか,馬頭観音。御嶽信仰の場面があり,雰囲気のある木が存在する。そのすぐ南に公園がある。

小休憩,11:20分・青塚から約7km

よく見ると,看板が・・。「上御園遺跡」調査成果の遺跡看板。小牧城下町の調査。小牧宿と清須宿を結ぶ,清須道(灰取街道)に入っているようだ

灰取街道 18.jpg馬頭観音
灰取街道 21.jpg庚申塚
灰取街道 23.jpg上御園遺跡説明看板


Square_wht_Right.png 小木(小牧市)
国道41号線を渡る,歩く人にとって,巨大な国道はまさに「川」です。はたっと,信号を探す。街道の痕跡をさらに南下,すると,看板を見つける。信長ゆかりの「小牧山城」総構,そうかここですね。因にすぐ西側の段丘下が「舟津」です。縄文遺跡の織田井戸遺跡を通過して「小木」に入る。

ここは良いですよ。河岸段丘景観と前方後方墳,そして集落遺跡。三点セットが残る場面です。そうか・・
小木に眠る人びとと青塚を介して,東之宮古墳とつながる。その道が,この河岸段丘路,それを何と呼ぼうか・・。思案
とりあえず古道「青塚路」(仮称)
灰取街道の痕跡がよく残っている場面です。宇都宮神社にご参拝,前方後方墳です。狛犬4対住まう。凄い

12:00 青塚から約10km

宇都宮神社からすぐ南に日吉社がある。段丘端に位置し,クスノキの巨木がご神体。いい雰囲気です。大正8年の砂岩製の狛犬が迎えてくれる。そういえば,ほぼ明治から大正期の尾張型の狛犬群がこの街道界隈で目立つ

灰取街道 24.jpg小牧城 総構
灰取街道 29.jpg宇都宮神社

河岸段丘

小木をすぎ,藤島に入るころ,長く続いた河岸段丘風景が消失し,低地帯となる。たまたま,道路を渡るために歩道橋に,,そして小木を振り返る,段丘風景と集落・街道が,そして,不思議な風景が目に飛び込んできた・・そうか,何度も何度もこの道は通っているのにまったく気付かなかった。情けない,,やはり散歩がいい。今回の散策で,最高の発見かもしれない・・。
集落の向こう側に小牧山が見える,そして・・その背後に素晴らしい神奈備型のお山がそびえ立つのだ,,あれは大縣神社が奉られる「本宮」です。そうか,小木の仲間はこの風景を見ていた事になる。一番美しい姿ではないのか,

灰取街道 36.jpg灯籠
灰取街道 38.jpg樋口・薬師寺界隈

散々に破壊された街道,藤島地区を通過して,北名古屋市域に入る。樋口,薬師寺周辺は,唯一残っている街道風景。灰取街道の痕跡が見られます。ほっとする瞬間だ,徳重を通過して,岩倉街道に出る。
『西春と岩倉街道』によると,灰取街道との交差は米野あたりになる。旧西春町域,完全に消失した幻の街道。時々,瞬間的にそうではないか,,と思う街角がある,そんな風景を探しながら,終着点,自宅に着

13:40分 青塚からは約17kmほどでしょうか,,

合計19.2kmで20kmにはとどかなかったが,24500歩の旅

nishiharu001.jpg
北名古屋市・旧西春町周辺の地図に,明治期の地図からの街道を重ねる。
斜めに走る道が「灰取街道」。清須市下之郷付近から再び街道痕跡が良く残る。
因に,右端の南北道が岩倉街道

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街道
灰取街道 青塚路
コース
愛知県犬山市青塚古墳から北名古屋市西之保界隈
約17km
歩いた距離の合計は
19.2km

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