葉栗道

鎌倉街道 葉栗道 2009-05-04

尾張と美濃の国境,境川
中世の鎌倉街道のお面影と古代の遺跡,そしてそこに住まう神を訪ねて
長良大橋,岐阜県羽島市小熊・足近から木曽川をわたり,一宮市玉ノ井,黒田を経て今伊勢,そしてそこから真清田神社までを散歩することになる。
尾張国葉栗郡を中心とした地域を訪ねる事に。
数々の式内社が点在し,
「井泉」なる滾々と湧き出る聖なる水の神々が宿る場面でもあった。

阿遅加神社 - 1.jpg阿遅加神社

木曽川 - 4.jpg木曽川・尾濃大橋

玉ノ井 - 1.jpg玉ノ井に残る産業遺産

石刀神社 - 1.jpgのこぎり屋根の解体

玉ノ井 - 2.jpg一宮市玉ノ井 ノコギリ屋根の風景

早朝8:20分,JR東海道線穂積駅下車,タクシーで墨俣へ
曇り,無風状態。大垣の中井さんと待ち合わせをし,長良大橋を渡ったあたりから歩き始める。8:40分。
境川を渡り,羽島市小熊から足近(あじか)へ。旧堤防道を軽快に歩く,ほぼ美濃路と同じコースでもあり,周囲の景観は境川筋の低地帯。堤脇に式内社「阿遅加神社」が見えてくる。水屋風の高く盛り上げた玉石積みの社殿。このあたりから美濃路から分岐して,鎌倉街道の面影を求めて徘徊。名鉄竹鼻線を超え,足近北宿・南宿(鎌倉街道の宿場)を経て,正木町へ,現在の木曽川の堤防が見えてくる。尾濃大橋まで南下して木曽川を渡河。橋の手前で小休憩,木曽川の風景が気持ちいい・・10:30分 9km
Square_wht_Right.png一宮市玉ノ井(賀茂神社)
橋を渡り北側の道を玉ノ井の集落に向かう。
名鉄尾西線終着駅「玉ノ井」が見えてくる。その手前にかつての一宮基幹産業であるノコギリ屋根の産業遺産が見事に残る場面がある。素晴らしい。玉ノ井周辺にはこうした産業遺産が良く保存されており,一つの歴史を形作る。駅の近くに式内社「穴太部(あなほ)神社」現在は賀茂神社が鎮座する。「玉の井の霊泉」の場面であり,葉栗郡から中島郡にいたる湧き水地帯の象徴的存在だ。素晴らしい泉が滾々と沸きで,虫や動物たちが集まってくる,そして人が住まい,神が宿る。
玉ノ井から北に迂回して,一宮市黒田に向かう。
Square_wht_Right.png一宮市黒田(黒田神社)
JRと名鉄が併行する木曽川駅,黒田小学校脇に「黒田城」の看板がある。木曽川駅にて昼食。12:50分 12km
そこから籠守勝手(こもりかって)神社を目指す。
式内社「黒田神社」であろうか・・,東海北陸道一宮木曽川IC西側に白山神社が鎮座する。シンプルにして素敵な狛犬に出会う。なお,神社の北西に「馬取池」の碑が残り,鎌倉街道の面影の一つ。
一宮木曽川IC付近は,
かつて大規模な発掘調査が実施されており,「門間沖遺跡」「門間池田遺跡」そして「門間沼遺跡」として報告されている。少なくとも2・3世紀からはこの周辺部に活発な人々の営みが認められる。そして古墳時代の集落や大規模な水田,奈良・平安時代の集落と中世の集落遺跡などが見つかっている。その中に鎌倉街道との関係は・・。
一宮木曽川IC南側には式内社「伊冨利部(いぶりべ)神社」が存在する。13:50分 18km
街道はここから南下。犬山型の山車が残る,石刀(いわと)神社を経て今伊勢から街道を逸れて,酒見神社から真清田神社に向かう。尾張一宮「真清田神社」15:14分着 23.2km

石刀神社 - 8.jpg石刀神社の狛犬

井泉(せいせん)の里

玉ノ井の賀茂神社,酒見神社の霊泉と真清田・・。木曽川の伏流水が滾々と湧き出る湧水点,時にそれはとても冷たく,暖かく,柔らかい味をもつ不思議な水となり,虫や動物たちがあつまってくる。草木が茂り,人が住まう。そしてそこをつなぐ道,街道ができあがる。

尾張一宮駅到着
23.2kmの旅 一宮駅前にて麦酒で乾杯し名古屋へ

白山神社 - 2.jpg門間の白山神社の狛犬

石刀神社 - 4.jpg石刀神社の狛犬

史跡馬取り池.jpg白山神社 馬取り池

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街道
鎌倉街道 葉栗道
コース
岐阜県羽島市小熊から愛知県一宮市(真清田神社)
歩いた距離
23.2km

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